arm64?x86_64?
今回は、iOS・WatchOS デバイス CPU の ISA(Instruction Set Architecture) について簡単にまとめてみようかと思います。
ISA とは?
ソフトウェアとハードウェアのインターフェースで、あるマイクロプロセッサ(CPU/MPU) を動作させるための命令語の体系です。また、プロセッサが解釈して実行できる機械語の使用を定めたものです。
デバイスで使用されている CPU ISA 一覧
CPU ISA | 32/64bit | 端末 |
---|---|---|
arm64 | 64bit | iPhone5s~iPhoneX |
arm64e | 64bit | iPhoneXS~iPhoneSE(第二世代) |
armv7k | 32bit | AppleWatch~AppleWatchSeries3 |
arm64_32 | 64bit | AppleWatchSeries3~AppleWatchSE |
i386 | 32bit | シュミレーター(主にWatchOSかな) |
x86_64 | 64bit | シュミレーター(主にiPhoneかな) |
Xcode12 では新しい iOS・ WatchOS シュミレーターがバンドルされ、arm64
ベースのシュミレータがサポートされました。また、WatchOS でも x86_64
でのシュミレーターもサポートされたようです。arm64
に関しては、恐らく Apple Silicon に伴う ARM Mac で、シュミレートするために arm64
ベースのシュミレーターがサポートされたのだと考えられます🤔
参考
- https://en.wikipedia.org/wiki/Apple-designed_processors
- https://docs.elementscompiler.com/Platforms/Cocoa/CpuArchitectures/
- https://qiita.com/takkyun/items/814aa45beee422a5f0c6
- https://blog.ymyzk.com/2015/12/ios-tvos-watchos-architectures/
- https://macruby.info/mac/mac-32bit-64bit.html